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2006 03/30

びぞんび村の生活 その4

ロデオ氏が引越した。この村に来てはじめての知人だっただけに残念極まりない。
入れ替わりに引っ越してきたクロコという女はどうもけばけばしくて生理的に好きになれない。まだそれほど言葉も交わしていないが、人を見た目だけで判断するのはよくないとはいえ、8割がたは外見で判断できると思っている。

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役場の前を通りかかると、見覚えの無いテントが張られていた。中を覗いてみると、どうやら占い師が村を訪れたようだ。料金もたいしたことはなかったので、少し占ってもらうことにする。
なんだかよく分からないことを言われるが、基本的に占いは信じないので話のネタにはなるだろう、くらいの気持ちでテントを後にした。
するとどうだろう、何故かそこらじゅうで何かに躓きこけまくる。一番ひどかったのは、博物館にある喫茶店に寄ろうとしたときに入り口で思いっきり柱めがけてこけてしまったときだ。頭におおきなこぶができてしまった。あの占い師に変な呪いでもかけられてしまったのだろうか。
様子を見にテントへ戻ってみると、悪運を祓うまじないをすることができると言われるが、目玉が飛び出そうな法外な値段をふっかけられる。やはりこの占い師は占いに訪れた相手に呪いをかけているにちがいない。
とはいえ、こんな額を支払うわけにはいかない。数日も立てば効き目も薄れるだろう、という風に考えて、とりあえず今日はあまり出歩かないようにした。

2006年03月30日 03:56

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